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ー遺言書の自筆作成ガイド・正しい手順と注意点を解説しますー

2024.04.19

遺言書は、あなたの意志を未来に伝える重要な手段です。

特に自筆の遺言書は、専門家の介入なしに個人で作成できる方法であり、その手軽さから多くの人が選択します。

しかし、法的な要件を満たさなければ無効になる可能性があるため、正しい手順と注意点を理解することが不可欠です。

 

自筆遺言書の基本

自筆遺言書は、遺言者が遺言の全文、日付、氏名を自筆で書き、署名・押印することで法的効力を持ちます。

この遺言書は公正証書遺言と比べて手軽に作成できる反面、紛失や偽造のリスクも高いため、適切な保管が必要です。

 

自筆遺言書の作成手順

自筆遺言書の作成手順は以下の通りです。

 

1. 遺言書の内容を検討する

・遺産の分配方法
・遺産管理者の指定
・葬儀や埋葬の方法
・その他の遺志の表明

 

2. 遺言書を自筆で書く

遺言書は自筆で書く必要があります。日付と署名を忘れずに記入しましょう。

 

3. 証人の署名を得る

遺言書には2人以上の証人の署名が必要です。証人は遺言者が自筆で書いたことを確認する必要があります。

 

4. 遺言書を保管する

遺言書は安全な場所に保管しましょう。家族や信頼できる人に遺言書の存在を知らせておくと良いでしょう。

 

5. 必要に応じて遺言書を更新する

状況の変化に合わせて遺言書を更新することをおすすめします。新しい遺言書を作成する際は、以前の遺言書を破棄しましょう。

専門家に相談しながら、慎重に作成することをおすすめします。

 

自筆遺言書作成時の注意点

自筆遺言書作成時にはいくつかの注意点があります。以下の点に注意して作成しましょう。

・明確な表現を用いる:曖昧な言葉遣いは避け、意志が明確に伝わる言葉を選びましょう。
・相続人の氏名と相続分を正確に:遺産を受け取る人の名前と、どのくらいの割合で遺産を分けるかを具体的に記載します。
・公正証書遺言の選択肢も検討:自筆証書遺言のリスクを回避したい場合、公証役場で作成する公正証書遺言も選択肢の一つです。

 

自筆遺言書の保管方法

作成した自筆遺言書の保管について解説します。

・法務局の遺言書保管制度:2020年7月からスタートしたこの制度を利用すれば、法務局で遺言書を安全に保管できます。
・信頼できる人への預け入れ: 別途、信頼できる家族や親しい友人に保管を依頼する方法もあります。しかし、紛失や破損のリスクがあります。

 

まとめ

自筆遺言書は費用をかけずに自分の意志を残す方法です。

しかし、その有効性を確保するためには正しい手順を踏む必要があります。

遺言書の作成は、あなたの遺産と相続人への配慮です。

この記事が、自筆遺言書作成の際の参考となり、遺言書に関する不安を解消する手助けとなれば幸いです。

 

 

 

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