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認定日本語学校申請の令和7年度第1回審査結果を見ての感想

2025.11.02

去る10月31日に
認定日本語学校申請(令和7年度第1回目)の審査結果がでていました。
文科省のホームページで確認してください。

この結果を見て審査が厳しくなっているなというのが第一印象でした。
日本語学校の管轄が法務省から文科省になって2年目

令和6年第1回
申請数校72校 認定校22校(既存校:3 新規校:19) 不認定3校 取り下げ36校 継続審査11校

令和6年度第2回
申請数校48校 認定校19校(既存校:14 新規校:5) 不認定0校 取り下げ29校 継続審査10校

令和7年度第1回
申請数校74校 認定校23校(既存校:7 新規校:16) 不認定0校 取り下げ51校 継続審査0校
大学別科が1校申請したが認定に至っていない

所見として
今回は継続審査校が0校でした。
これからは既存校などが本格的に申請してくると思われ、
申請数が増えていくことが予想され、
今後も継続審査はしなくなるのではないかと
考えます。

過去3回分のデータしかありませんが、
毎回20校前後の認定数なので、
今後もこのくらいの認定数なのかと。

新規校の認定に至らなかった理由は、
所見を読むと要件を満たしていない、経営体制に不安、文科省の教育指針(カリキュラム)の認識不足・・・
等が多いのか。

設備投資をしているのだから、もう経費が発生しているのだから、
等の理由で審査は甘くなりません。

新規校は機関立ち上げ時には少人数で、日本語学校での勤務、日本語教師としての経験、経営者としての経験等が
十分ある機関はあまり多くないと考えられますが、
そこを考慮してはもらえないと思います。

令和6年度1回目:51校申請 →→ 15校認定
令和6年度2回目:32校申請 →→ 14校認定
令和6年度1回目:39校申請 →→ 16校認定

既存校に関しても
今まで日本語学校を経営しているのだから大丈夫という訳ではないのでしょう。
今までと教育方針が変わっているのですから。
それに対応したカリキュラムでなければならないでしょう。
またそれを実践できる体制に変わっていなければならない。
令和6年度1回目:20校申請 →→ 7校認定
令和6年度2回目:16校申請 →→ 5校認定
令和7年度1回目:34校申請 →→ 7校認定

通常授業などをしながら、片手間に準備し、申請していては認定されないと思います。
今回申請の既存校34校の中には適正校認定を受けている学校も多く存在していると考えます。
それでも7校しか認定されないのですから、
学校内で、それなりのチームを作り、時間をかけて準備をしなければ対応できないのではないでしょうか。
現在使用しているカリキュラムも時間をかけて、複数人の教員などで検討して実施されているものでしょうから、
それと同等、もしくはそれ以上の(ゼロから作り直す)時間、労力が必要とされると思います。

 

 

 

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