ー遺言書の作成手順|初めてでも安心して取り組めるポイントをわかりやすく解説ー
2025.11.21

遺言書は「相続トラブルを防ぐための最も有効な手段」といわれますが、実際に作ろうと思うと「何から始めればいいの?」「専門家に頼まないと難しい?」と不安を感じる方も多いものです。この記事では、初めての方でも迷わず進められるように、遺言書の作成手順をやさしく解説します。自分の想いを確実に届けるための準備として、ぜひ参考にしてみてください。
遺言書を作成する目的を明確にする
遺言書を作成する際にまず取り組むべきなのが、「なぜ遺言書を書くのか」という目的をはっきりさせることです。目的が見えることで、どのような内容を盛り込むべきか整理しやすくなりますし、後から見直す時にも判断がスムーズになります。
相続トラブルを防ぐための準備
家族間の誤解や不公平感を減らすため、多くの方が遺言書を活用しています。特に不動産・預貯金・事業など分けにくい資産がある場合は、遺言書の有無でトラブル発生のリスクが大きく変わります。
自分の意思を明確に伝える手段
家族への感謝の言葉や財産の分け方、ペットの世話や葬儀の方法など、生前に伝えづらいことも遺言書ならしっかり残せます。想いの可視化は家族の心の負担軽減にもつながります。
遺言書の目的を整理できたら、次は具体的な内容の書き出しに進みます。目的が明確なほど、その後の作業がスムーズになります。
財産と相続人を整理する
遺言書を作成するうえで欠かせないのが、財産と相続関係の整理です。誰に何を引き継ぐのかを決めるための重要なステップで、漏れがあると遺言書の効力に影響する可能性があります。
財産目録の作成
預貯金、不動産、車、保険、株式、貴金属など、所有している財産をすべて書き出します。銀行名や口座番号、不動産の所在地など、第三者が見てもわかる記載が理想です。
相続人の確認
法定相続人が誰なのかを把握することも重要です。配偶者、子ども、兄弟姉妹など、相続関係は家族構成によって大きく変わります。相続人の把握が曖昧だと、遺言内容に不備が生じる可能性があります。
財産と相続人を整理する段階で一度専門家へ相談する方も多く、作成ミスの予防にも役立ちます。
遺言書の方式を選び、内容をまとめる
遺言書には大きく分けて「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」の2種類があります。どちらを選ぶかで作業内容も変わるため、特徴を理解したうえで決めることが大切です。
自筆証書遺言を選ぶ場合
自筆で全文を書く遺言書で、費用がかからず手軽に書けるのが特徴です。ただし、書き方の不備があると無効になることもあるため、丁寧な作成が求められます。法務局による保管制度を利用すれば、紛失や改ざんのリスクも減らせます。
公正証書遺言を選ぶ場合
公証役場で公証人が作成する遺言書で、もっとも確実性が高い方式です。費用はかかりますが、記載ミスの心配がなく、偽造や紛失のリスクもほとんどありません。高齢の方や財産が複雑な方におすすめです。
どちらの方式を選んでも、財産の分け方、付言事項、遺言執行者の指定など、必要な項目が整理できているかを確認して仕上げていきます。
遺言書を保管し、必要に応じて見直す
完成した遺言書は、適切に保管し、必要に応じて内容を見直すことが大切です。時間の経過とともに家族状況や財産内容が変わることは珍しくありません。
保管場所の確保
自筆証書遺言なら法務局の保管制度、公正証書遺言なら公証役場での保管が基本です。自宅保管の場合は、信頼できる人に場所を伝えておきましょう。
定期的な見直し
家族構成の変化、財産の増減、大きなライフイベントなどをきっかけに、遺言書は更新するのが理想です。古い情報のままだと、実際の相続の場面で家族が困ってしまうことがあります。
まとめ
遺言書の作成手順は難しそうに見えますが、目的の整理・財産の把握・方式の選択・保管と見直しという流れを押さえれば、スムーズに作成できます。家族の未来を守るための大切な準備として、早めに取り組んでおくことで心の安心にもつながります。遺言書は「もしもの時に備える」だけでなく、自分の想いを形にして残すための大切なツールです。この機会に一度、作成を検討してみてはいかがでしょうか。
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