ー遺言書の内容変更で失敗しないための手順と注意点ー
2025.12.26

遺言書の内容変更はできるのか
遺言書は一度作ったら終わりではなく、状況に合わせて内容を変えられます。むしろ家族構成や財産は動くので、定期的な見直しは自然なことです。ただし、やり方を間違えると古い遺言と新しい遺言が混在して、相続人が困る原因になります。変更の基本は、新しい遺言を正しい形式で作り、古い内容との関係をはっきりさせることです。
変更が必要になりやすいタイミング
結婚や離婚、子どもの誕生、相続人の死亡、家の購入や売却、事業の状況変化など、人生の節目は遺言のズレが起きやすいです。遺産の割合だけでなく、誰に何を渡すか、付言事項で伝えたい気持ちなども変わります。思い当たることがあれば、早めに確認しておくと安心です。
内容を変える具体的な方法
変更方法はいくつかありますが、初心者が安全に進めるなら新しく作り直すのが基本です。部分的な修正で済ませたくても、読み間違いが出る形は避けた方がいいです。ここからは、よく使われる考え方を二つに分けて説明します。自分に合う方を選び、迷うところだけ専門家に相談するやり方でも十分です。
作り直しで変更する場合
全面的に作り直す場合は、新しい日付で遺言書を作成し、同じ内容の古い遺言がどう扱われるかを明確にします。一般的には新しい遺言が優先されますが、文言があいまいだと解釈でもめることがあります。財産の特定はできるだけ具体的にし、名義や所在地、口座情報なども最新に合わせましょう。
追加の遺言で補う場合
一部だけ変えたいときは、別の遺言を作って補う方法もあります。ただし、どの部分を取り消して、どの部分を残すのかが伝わる書き方が必要です。中途半端な追記や線の引き直しは、無効や争いの原因になりやすいので注意してください。形式の要件を満たすことが最優先です。
変更時に気をつけたいポイント
まず、古い遺言の保管場所とコピーの有無を確認します。複数の遺言が出てくると混乱するので、最新の遺言がどれかを家族が判断できる状態にします。次に、相続人が変わった場合は、遺留分などの基本ルールも意識しましょう。争いを避けたいなら、理由を短く添える付言事項が役立つこともあります。最後に、作成後は見つけられる保管と、勝手に開封されない管理をセットで行うのが大切です。
最後に
遺言書の内容変更はいつでもできますが、あいまいな修正はトラブルのもとです。基本は新しく作り直し、必要なら追加で補う形にして、どちらが最新かが分かる状態を作りましょう。節目ごとに見直す習慣が、家族を安心させる一番の近道です。
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